2012年6月17日日曜日

Bergen to London


海外から帰って来ると時差ぼけが残り、そういう時はだいたい決まって悪夢を見る。
身体が無理をしているのか眠りが浅いのかなんなのか、わりと毎回の事なんで少し慣れつつも、でもやっぱり気もちのいいもんではない。今回の夢はエルサレムでの民家の屋根の上で起こった話。あえては言わないがリアルに壮絶だった。。
疲れが溜まっているのが自分でもよくわかる。本当に忙しいからなのか、疲れが溜まりやすい身体なのかそのあたりがわからないが、まぁとにかく今どっと溜まってきている。
そんな時に限ってHawai在住の友達とやりとりしたり、沖縄の話を聞いたり、今すぐにでも飛びつきたいような場所の話がどんどん入ってくる。誰からのお告げやと。。


ここ最近はNorwayにある街Bergenという街へ行ってきました。
現在開催中の個展(http://www.stiftelsen314.com/)がその街であり、
それの視察と、現地の写真を専攻している大学生とのワークショップ、Michael Hoppen GalleryのTristanとの対談などのためです。
5日間という短い滞在日程の中、それらの行事以外に1日だけ観光をする時間があり、
念願のフィヨルドツアーに行く事ができた。
フィヨルドとは、
氷河による浸食作用によって形成された複雑な地形の入り江のことらしく、訪れたBergenという街からOsloという街までいくコースが非常に有名との事だったので、チケットを取り行ってきた。
早い感想としては、雨が降っていない日に行きたかったなと。。
デッキに上がれない事はないのだが、上がると強風と土砂降りの雨。
それでもなんとか風を感じて見てたいと思いデッキに上がってみるが、ただただ目に入ってくる雨と掴まれる場所を探す事で必死な自分の意識との戦いでそれどころではない。
写真好きであろう中国人のおっちゃんは、命がけでボートの先端にトライをしていた。
何が撮れたのか?それが見てみたい。
先端から帰って来たおっちゃんの顔は、死んでいた。
それもそのはず、風呂上がりかと見まがう程ビチョビチョになっていたから。


小学生の時に台風体験施設に行ったときの事を思い出すそんな良いツアーでした。。。


そのとき撮った写真はあまり掲載しようという気が起こらないので、それ以外を。


BergenからLondonへ。
LondonではSaatchi Galleryでの展示(http://www.saatchi-gallery.co.uk/artists/photography/
の視察と、MeetingとPrint checkのため。
前回もBernというswissの街からLondonに移動する事があり、そのときも感じたが、
やっぱりLondonという街は気が多いなと感じる。
特に今回もNorwayという緩やかな時間が流れる街からの移動という事もあり、
自分の気持ちをその街に順化していく事の難しさを感じた。
言葉では言い表し難いのだが、感覚的に精神に負担になっているというのがわかる。
気というのは、その街に流れる時間や、人のことだけではなく、
匂いや音や色やもろもろ。その街の態度とでもいうのか。
とにかく今回は移動ということについて考えることが多かった。
今回だけでコペンハーゲンの空港に3回もいくという事から考えてももうそうなりますよね。。